なかなか好かった
NHKで放映されていた連続ドラマ『バニラな毎日』が全32回をもって終了した。なかなか好かった。好いドラマに主演するとその俳優に好感を持つようになる。『東京サラダボウル』に主演した奈緒にも好感を持ったし、この『バニラな毎日』でも、あまり好感を持っていなかった蓮佛美沙子に好感を持つようになった。もちろん役柄だけで好感を持つわけではなく、演技力も必要であるが、ふたりとも申し分なかった。
阿部寛が主演した、やはりNHKドラマの『水平線の歌』 も好かった。泣かせてくれた。石巻が舞台で、東日本大震災がテーマであること、大船渡も舞台になったりして、あのあたりを震災前にも震災後にも何度も訪ねているので、感じるものがあった。
これもNHKのドラマ『モンローが死んだ日』(全四回)は、鈴木京香と草刈正雄が主演していて、原作が小池真理子であるから、不思議な、つまり予想外の展開で、ドラマの面白さを堪能させてくれた。題名の意味は後半になってようやくわかる。だから結末はそれがわかった時点で想像ができた。それをわざとわからせる、というのも技巧的である。
名優エディ・レッドメイン主演の連続ドラマ『ジャッカルの日』がWOWOWで放映されている。今のところ第四回まで進んでいる。ドラマは一気に見ることにしているのだが、これは待ちきれずに今週までの分を見てしまった。もともとベストセラーになったフレデリック・フォーサイスの同名の小説を読んでいるし、それを原作とした映画も劇場で見ている。小説も映画も素晴らしかった。今回のドラマは、それらからインスパイアされた、まったく別の物語だが、レッドメインが素晴らしいから実におもしろい。これからどうなっていくのだろう、楽しみだ。
もともとの『ジャッカルの日』をハリウッドでリメイクした『ジャッカル』という映画もある。こちらはブルース・ウィリスとリチャード・ギアが競演していた。正直言って、もとの映画が素晴らしいので、こちらはいささか見劣りして残念な映画だった。
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