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2025年3月15日 (土)

情勢を読む

 昔若いころは、世の中が豊かで、仲間内で飲んだ領収書を上司が経費で落とすこともあった。おおっぴらはさすがにまずいけれど、暗黙の了解が取れる範囲で許されていた時代だった。それが次第に許されなくなり、けじめをきちんとつけなければならないのに、それができずに目をつけられるようになり、身を持ち崩すことになった人もいた。時代によってしていいことと悪いことというのは変わっていくものだ。そんなこともわからない人間は愚か者である。

 

 今回の石破首相の商品券配布は、たぶんむかしなら誰も咎めないようなことであったかもしれない。しかしいま、政治と金の問題がここまで騒がれて自民党が危機に瀕しているときには、過敏なくらいの慎重さが必要である。それがわからず、情勢を読むことができないとは、思っていた以上に石破という人は愚か者だったのだ、と断じざるを得ない。

 

 それにしても誰がこの事実をわざわざリークしたのだろうか。もしかしたら蚊帳の外で、商品券をもらえなかった誰かかもしれない。そうだとしたら、妬みというのは恐ろしいものだ。

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コメント

全くですね・・・
当方も石破総理は、慎重派であり特に金銭には潔癖な人間だと思っていました。それが何でこんなことを
したのか分かりませんね。ここ数年、裏金に揺れた政界。今も企業献金等では論議しているこの時期に
失礼ながら、〇〇じゃないの?そう思いましたね。或いは国民をバカにしていたのか?
法に触れる触れない以前の問題だと思います。

でんでん大将様
そばにきちんとアドバイスをする人がいないのでしょうかね。
それともその側近が商品券を配るようにアドバイスしたのかも知れませんね。
ちょっと絶望的です。

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