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2025年3月 3日 (月)

憲法改正

 日本国憲法の前文を日本人は素直に受け止め受け取り、戦争をそして軍備を否定した。その時にそれを日本人に贈与したのはアメリカである。多くの日本人はそれを信じた。アメリカを信頼した。無邪気に世界を信頼した。信頼させられた。そしていま、アメリカはその信頼に足る存在ではない姿を見せている。世界は異様な姿を見せ始めた。それに対してどうするのか。教科書や高校の無償化は良いけれど、それについて国会議員は少しは考え、国民にわかるように論じても良いのではないか。

 

 日本国憲法を不磨の大典とする一部野党は、その不磨の大典の前文の前提が崩れたのではないか、という問いに答えても良いのではないか。それとも前提は崩れていない、と言い張るのか。なにも今すぐ軍備を増強して戦争を始めようというのではない。非常事態が起こりえると云うことを考え、それにどう対応するのか考えても良いのではないかということだ。いまの憲法のままだと危機に対応できない可能性が高いと言われる。それをシミュレーションし、それに対する備えは考えておくべきだろう。あたりまえのことである。しばしば腹が立つのは、憲法改正反対論者の多くが、考えることすら否定するという点である。考え、議論したうえで、このままではどうしても問題なら、その時に改正を考えれば良いのだ。改正そのものを全否定するなら、改正の方法の書いてある憲法は憲法違反か。私は積極的な憲法改正論者ではないが、時代が変われば、そして事態が変わればそれに合わせての改正はしても良いと思っている。いまなら、多くの日本人もそう思っているのではないか。

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コメント

こんにちは
護憲派に対する疑問で恐縮ですが、もし皇室に男性がいなくなって、皇室制度が終焉を迎えた場合(これは現状を考えれば大いにありうることでしょう)当然ですが日本国憲法第1章が必要なくなるわけですから当然日本国憲法の改正乃至新憲法(仮称で日本共和国憲法)の制定が必要になるでしょう。
その時こう言う人たちがどう言う行動をとるのか興味があります。まあ、あまり起こってほしくないことではありますが・・・。
では、
shinzei拝

shinzei様
有名無実の事態になっても、別に改憲が必要になるわけではない、というでしょうね。


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