十三湖と立佞武多
今朝、霧雨の中、秋田の宿を出発。日本海沿いに北上して、津軽半島の十三湖まで行くつもりである。以前竜飛岬に行ったときに横を通ったが、司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズの中の『北のまほろば』の中に、この十三湖の記述があったので、改めてその目で見直してみたいと思ったのだ。ナビが秋田道での北上を指示するので、残念ながら日本海から離れてしまった。能代でまた海へ向かうようだが、その手前で気が変わった。
琴丘森岳という秋田自動車道のインターを降り、大潟村を横切ってみたくなったのだ。大潟村はむかしの八郎潟を埋め立ててできた村である。むかし日本で二番目に大きかった湖の八郎潟の、東側から西側へ横切ったことになる。広い、広い、北海道でもこれほど真っ平らで渺渺とした風景は見られないであろう。日本の国の景色と思えない。ただ、車を停めるところがほとんど無いので写真は撮らなかった。
そのあと、海に近い国道101号を北上する。この国道は五能線と並行して走る。そのあたりで何枚か写真を撮ったが、あとで順を追って報告する。深浦、鰺ヶ沢と通過し、津軽道で津軽半島を走る。太宰治の『津軽』で読んだ景色のままである。十三湖を眺め、むかしの名残がまるで残っていないことを見届けた。
そのあと十三湖の北岸をぐるりと廻って、今度は南下し五所川原へと向かう。ゆっくり走る車が多い。今夜は五所川原泊まり。五所川原に着いたのは四時前だが、宿に入る前に、以前見て感激した立佞武多(たちねぷた)を見に行く。二度目だが前と同じようにその迫力に感激した。
いま宿に入り、とりあえず夕方のブログを書いている。夕食は軽くすますつもりである。細かい報告は時系列に従って後日ブログに書くのでお待ちください。
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