『十一人の賊軍』
『十一人の賊軍』は2024年の東映時代劇映画。監督・白石和彌、主演は山田孝之、仲野太賀、共演は阿部サダヲなど。いわゆる集団活劇映画で、幕末の新発田藩での官軍と旧幕府軍との戦いを大いにデフォルメし、創作したものである。原案は笠原和夫、もともと工藤栄一監督の集団抗争時代劇のシリーズが好評で、その一つとして六十年以上前に脚本が書かれたが、日の目を見ずにお蔵入りになっていたものを監督の白石和彌が映画化した。
集団抗争時代劇はたいてい面白い。工藤栄一監督の『十三人の刺客』はその中でも傑作だが、緒形拳と千葉真一が敵役となった深作欣二監督の『将軍家光の陰謀 激突』などもそのジャンルに数えていいだろう。まだまだたくさんあるが題名が思い出せない。
今回見た『十一人の賊軍』はそういう集団抗争劇でもあるし、あの三船敏郎が主演した『赤毛』に通じる物語でもあって、結末は悲惨である。そもそも笠原和夫の脚本がお蔵入りになったのも、その悲惨さが映画会社側に受け入れられなかったかららしい。だからこの映画の方は多少その悲惨さを緩和するラストになっている。面白かった。
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