オーバーツーリズムと不心得者
海外からたくさんの人がやってきて、その人たちがあふれることで一般市民が生活に支障を来してしまう状態をオーバーツーリズムというのだと思う。同時に人口減による人手不足で、バスの運転手やホテルの従業員、そして食事処の従業員が不足して、たくさんの観光客を受け入れきれなくなってしまうのもオーバーツーリズムだ。副次的に地価が上がり、旧来の地元の商店が立ち行かなくなり、観光客だけを目当ての土産物店だらけになってしまい、元々のその土地ならではの良さが失われてしまう。地元の人が暮らしにくくなって逃げたしてしまえば、伝統も文化も持続出来なくなって、たとえば京都が京都ではなくなってしまう、などということになれば誰も来なくなるだろう。そうなれば取り返しがつかない。
海外からの観光客は日本の習慣を知らない。日本人にはあたりまえに身についているマナーの感覚を持たない観光客も多い。やはりしてはいけないこと、したら嫌われることを、観光関係の業者は客にきちんと伝えるべきだろう。それを怠っている場合はペナルティを科すことも必要だと思う。それは外国人ばかりではない。日本人に染みついた悪い観念である「お客様は神様」をまともに受け取る愚か者もいる。ようやく不心得者はきちんとお仕置きするように世の中が変わりつつあるのはさいわいである。これも人手不足で、客の言いなりではどこも成り立たなくなってのことであろう。かくも長い間放置されてきたか考えると、どれほどの人が不愉快と哀しみを我慢してきたか。
人が過剰にひしめくときこそマナーが必要で、それを理解できない者は排除されるように、そろそろ世の中が変わらないと、生きづらくていけない。それこそが共存の道なのだから。
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