敬老の日
本日は敬老の日。私も今年から後期高齢者なので、マンションの自治会の敬老会の集まりに招待された。このマンションにも後期高齢者はたくさんいるが、集まりに参加する人は一部の人だけで、多くは参加の代わりの商品券をもらうだけとのことである。その参加した人も夫婦で来ていたり、日頃ある程度の交友のある人たちが多く、私のように会釈することのある人はいるものの親しくしている人のない独居老人は少なかった。
だからささやかな会食でも、当たり障りのないわずかの会話だけである。ただこれで会釈を交わす人が何人か増えたということでよしとする。
会が終わってから『落下の解剖学』という2023年のフランスの映画を見た。カンヌ映画祭のパルムドール賞を取った作品ということで期待して見たが、期待通りであった。転落死体で発見された男の死が、妻による殺人なのかそれとも自殺なのか、それが詳細に検証され、夫婦の子供である盲目の少年の証言なども含めて、真実はいつまでも曖昧なまま進行していく。長い映画だが、最後まで緩みのない傑作だと思う。ここまで行くとミステリーという範疇を超えている。
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