『列島創世記』
『日本の歴史』(小学館)の第一巻『列島創世記』をようやく読み終えた。日本の旧石器、縄文、弥生、古墳時代を通覧する壮大な列島史を大いに楽しんだ。日本には石器時代はなかった、などと言われた時代もあったが、現在は約四万年前の石器が発見されていて(さらに古いものが発見されたという情報もあるらしい)、の頃には列島に人類がいたことが確認されている。つまりこの本は、その四万年前から巨大古墳が盛んに作られた五世紀までの先史時代についての考古学的な現在の知見を系統立てて語り尽くした本である。著者の松木武彦は人工物や社会をつくったヒトの心に注目する「認知考古学」という手法でその変遷を語る。
そして大きな変化が起こる時にはそこに原因があり、主にそれが気候の変動によるものであることを科学的な調査事実を元に説明していく。そして列島内でも変化は一様ではなく、地区により大きな違いがあることも詳細に論じていて、それらにあげられた遺跡や出土品についての資料を見ていると、実際に現地を訪ねてみたくなる。
日本の先史時代についてのイメージは私なりにできたが、まだまだおぼろげのままである。もう少し実物と接して、その時代の前後もきちんと理解していかなければならない。前回の東北地方の縄文旅ではまだまだ雑な見方をしただけであった。来春には弥生時代についての探索旅をしてみたいと思っている。
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その後、お加減はいかがでしょうか?食欲は取り戻したご様子ですね。
投稿: かんちゃん | 2025年11月20日 (木) 11時04分
かんちゃんへ
調子の波があるようで、あまり気にせずにやり過ごすのがいいようです。
やりたいこと、やらなければならないと思うことがオーバーフローしてしまうのが良くないようで、できることを一つずつやることにしました。
酒を控えようとしても、どうしても飲んでしまいます。
飲めるというのはありがたいことなのですが。
投稿: OKCHAN | 2025年11月20日 (木) 12時25分