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2025年11月 6日 (木)

景気回復のチャンス

 デフレというのはものの値段が下がり続けることだから、今買うよりあとで買う方が得だと思われる状態である。そうしているうちに売れないからまた値段が下がり、また下がるかもしれないからとまた買い控えるという悪循環だ。インフレなら今買っておかないと高くなると思うからものが売れる。そうしてお金が動くから景気が回復する。日本だけが長い長いデフレ不況が続き不景気だったが、ここへ来ていろいろな要因も重なってやむを得ざるインフレ状態に追い込まれ(コロナ禍やトランプ関税による物価高、さらに米の高騰)、気がついたらデフレから抜け出しつつある。

 

 企業は値上げしなければ存続できない状態だから値上げする。今まではあげたくてもあげたら売れなくなる、と値上げしなかったのが、あげてみたらあげることができて、それが当たり前になったから一斉に値上げが続いた。もっと早くに価格転嫁すれば良かったのである。それを抑えていたのは企業自身である。人手不足だから人件費だって削るわけにはいかない。人がいなければ企業は成り立たない。

 

 これで米の高騰も一息つき、ガソリンや軽油が下がれば流通企業も一息つき、流通経費も多少は下がっていく。価格転嫁もできて、来年は物価上昇も一息つくだろう。そして賃金は上げざるを得ないからそれなりに上がり、結果的に実質賃金が来年にはようやくプラスに転じるだろう。そうすると景気が回復したという実感が初めて国民に感じられるに違いない。そういう意味で高市首相は幸運なタイミングで首相になったわけだ。

 

 これは少し早い来年の初夢だが、多分これは夢ではなく現実になるはずだし、しなければならない。景気は気のもので気持ちの問題である。こんな気持ちになれるチャンスに景気回復できなければ、これから永遠に景気回復などあり得ない。それなのにいまだに価格転嫁ができない、値上げができない、などと泣き言を言っている会社があるなら、すでにもうチャンスを失っているのであり、社会的に存在が不要の会社かもしれない。こんな企業はもちろん賃上げなどできるわけがない。

 

 インフレは年金暮らしの年寄りには少しつらいが、今まで優遇されてきたのだし、その年寄りも少しずつこの世から退場していく。仕方のないことである。そうして世の中はようやく変わる。変えなければ良くならない。

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コメント

おはようございます
最近は新書でも1000円越えが当たり前になっています。そう言えば値段の維持でしょうか、ハードカバーの本が少なくなって准専門書でもソフトカバーが増えました。
ここら辺を見ると、日本もインフレになったなあ、と思います。
では、
shinzei拝

shinzei様
本は特に需要が減っていますから、出版部数が減ってコストが上がっているのだと思います。
そういえば昔は立派な装丁の本がありましたね。

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