いい歳をして
友人や息子や弟と飲む時には自分の酒のリミッターを外すけれど、普段はここまでというだいたいの限度を守っている。もう一つ守っているのは、いやなことがあった時は飲まないということだ。悪い酒になる。酒がかわいそうだ。いい酒とは、自分の感情が繊細な部分まで表面に浮かび上がってきて、さらに励起されたような気がする酒だ。もしかしたら芸術家が酒に溺れたり、ときに麻薬にまで手を出すのはそういうものを求めているのかもしれないが、それが日常的になるのは、むき出しにしてはいけないものを外気にさらし続けることであって、自己崩壊へつながってしまう恐れがある。怖いことである。そういうものの魅力をかすかに見てしまったことがないではないが、酒にそれを求めてはならないと自戒している。
昨晩はいい歳をしてその禁を破り、暴飲暴食をした。何かの閉塞感、不安感のようなものを破る気分があったかのもしれない。途中から止まらなくなった。できていたことが次第にできなくなっていく、衰えを実感する、というのは、覚悟していることとはいえ嫌なものだ。そういうものを酒に溶かして飲み込んだのかもしれない。
今朝起きたら二日酔いの不快感がない。かえって何かが心身から抜けた気がする。ただし、食べ過ぎもしたので、今日は少し食べるものは節制するつもりだ。
朝、ルーチンの一つにしているいろいろな方のブログを拝見していて、マコママ様の介護施設でのショートステイの体験記を読んで思うところがあった。いつかはそういう経験をする時が来る。私は強がりではなく、孤独が苦ではない。孤独を楽しめるくらいである。人見知りが強い方である。好き嫌いが少し強い。好みでない人間に合わせるのが苦手である。現役時代は営業という仕事で、それを押さえ込んでいた。よく押さえ込めていたものだといま思い返すと自分に感心する。しかし、歳とともにその自分の本質がカバーしきれなくなっている。集団生活はできればしたくない。
これからの自分をどう生きていくのか、それに直面しなければならない。なるべく長く、生きたいように生きる方法を考えなければと思う。ときどきは酒を思い切り飲もうと思う。案外リフレッシュする。
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コメント
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おはようございます。
昨夜のお酒はお心染みましたね!
拙いブログお読みいただきありがとうございました🙇
私も強がりではなく一人暮らしは気になりません。
今回は右膝の痛みでもしもの事があったら連休で対応出来ず!でケアマネさんが探して下さいました。感謝でしたが、やはり私には無理と思いました。
わがままでも終の棲家で暮らせたら、と思っております。
OKACHAN様にはお子様いらっしゃるのでそれだけでも心強いと思います。
今月もありがとうございました🙇
投稿: マコママ | 2025年11月30日 (日) 10時35分
マコママ様
コメントをありがとうございます。
そういえば今日で11月も終わり、月めくりのカレンダーもあと一枚になりましたね。
確かにこどもがいることは、誰も頼る人がいないよりもありがたいことですが、なるべく頼らずに暮らし続けたいと思っています。
投稿: OKCHAN | 2025年11月30日 (日) 12時04分