間に合う
昨夕、正月のお飾りを買うのを忘れていたのに気がついて買いに行った。お飾りは遅くとも末広がりの二十八日までに買っておかなければならないと母に教えられたものだ。間に合って良かった。リース風のものを買って玄関の扉に飾った。家の中はとても正月モードとは言えないが、外からの見かけだけは整えた。
ブリジット・バルドーが死んだ。B.B(べべ)の愛称で呼ばれ、フランスのマリリン・モンローとも言われたが、時代が違うので出演作はあまり見ていない。忘れられないのは、わたしが好きな映画としてベストスリーに必ず入れる『ラムの大通り』でのブリジット・バルドーである。この映画の主演は大好きなリノ・バンチュラ、アメリカ禁酒法時代の密輸船の船長を演じていた。彼がたまたま入った映画館で見た女優に一目惚れしてしまい、その映画を追いかけてあちこちを訪ね歩く。そして実物のその憧れの女優に出会うことができて、夢のような時期を過ごす。
ラストシーンではリノ・バンチュラが映画館でただ一人すわって彼女の映る画面を見つめている。やがてカメラはぐるりと回っていき、画面側から彼を映していく。見る側と見られる側、映画好きにはたまらない思い出をくれる素晴らしいラストだ。あの画面のブリジット・バルドーが、私の彼女についての思い出のほとんどすべてである。
« テレビドラマを愉しむ | トップページ | 陰謀論ではなく »


コメント