不安煽動者
昨晩のBSフジプライムニュースで与那覇順が、不安を煽る者が意識が高いと思われる風潮に対して異議を唱えていた。不安を煽る者が意識が高いと見なされているかどうかは知らないが、不安を煽る者は、こんなにたいへんな事態が起きているのにのほほんとしていていいのかと警鐘を鳴らす者で、自分の意識が高いのだという自意識を持つ者であるということについてはそうかもしれない。
ここ何回かの自分自身のブログを思えば、その内容はまさに不安を煽るもので、つまり私はその不安を煽る者であることになるからいささか忸怩たる思いがした。自分の中に、自分は意識が高いのだ、という思いが全くないとは言わないが、そういうことよりも、何より自分自身が不安であるからそのことを書いたつもりなのだが。
意識的にか無意識的にか不安を語る者は古来からいて、何もいま特に多く出現したのではないと思う。今起きていることを見て、過去の知見を重ねて将来を不安に思うことは、想像力のある者なら自然のことでもある。ただ、意図的に不安をことさらに大げさに言うことで注目を引こうとしているのなら、それは問題だという点については同意する。
正常性バイアスというものがある。危機的状況においてもこれくらいならまだ大丈夫、他の人も別に平気そうであるから心配ない・・・と思いたい心の働きのことである。セウォル号事件のときの乗客の行動など、正常性バイアスにより、まさかと手をこまねいているうちに危機回避をする機会を失ってしまう。不安にはそういう危機回避のための役割もあるのだと思う。今の状況に不安を覚えない方がどうかしていると思うと同時に、その不安を無意味に煽ることは確かに控えるべきかとも思う。



与那覇順(與那覇潤?)の見立ては正しいと思いますが
もっとも社会不安を煽っているのはマスコミ(特に朝日新聞)でしょうね。
記事見出しに必ず「~懸念がある」「(反発が広がる)可能性がある」という
常套句を忘れず、しかしその詳細な分析もしない。
意識が高いというよりは
愚民にはこちらが教えてやらねば…という臭気すら感じます。
投稿: ss4910 | 2026年1月 8日 (木) 09時24分
ss4910様
与那覇潤の間違いでした。
ご指摘ありがとうございます。
確かに大衆というのは愚かであり、それを啓蒙し、導くことが正義だ、という臭いが朝日新聞にありますね。
それがどうして中国に対してのご注進につながるのかふしぎな思考回路ですが、戦争中の自らの行動の贖罪のつもりでしょうか。
そのことが今回の台湾有事のミスリードにつながっているように思うのはうがち過ぎでしょうか。
生意気な日本を懲らしめる口実を提供したという意味で教科書問題のときと同様にみえます。
投稿: OKCHAN | 2026年1月 8日 (木) 10時45分