お酒をぶちまけて自己嫌悪
ベランダの鉢植えのニラが繁茂したので、刈り採ってお好み焼きの粉でニラ焼きを作った。少しゆるく作り、薄く広げて焼き上げ、ごま油、醤油、ラー油のタレをつけて食べる。たいへん美味であった。しかしその前が大変だった。
電熱式の鉄板焼きを卓上に置き、必要なものをすべて整えて、焼きはじめたら席を立たずにすむように支度したのだが、だすのを忘れたものがあるのに気がついて、たって取りに行ったら、そこでコードに足を引っかけてしまった。鉄板焼きそのものは事なきを得たのだが、その手前に置いてあったコップになみなみ入れてあった日本酒がひっくり返り、床の上にぶち蒔かれてしまった。
床には薄いものと厚いものと二重にカーペットが敷いてある。そのカーペットがしっかりと日本酒を吸い取ってしまった。できるだけ拭き取ったもののぐっしょりと濡れて、お酒くさい部屋になってしまった。今日は雨、洗濯ができない。薄いカーペットは洗濯できるけれど厚い方は無理だ。焼きながら日本酒を楽しく飲もうと思っていたのに自己嫌悪でテンションが下がってしまった。
しかし、私は回復が早い。採り立てのニラはおいしい。残った日本酒で気を取り直して、おいしくニラ焼きをいただいた。学生時代、寮のラウンジは日本酒がしみこんで妙な臭いがした。しばらく懐かしい臭いの中で暮らすことになりそうだ。
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