集中できなくて読み散らす
先日、枕の連想から『遊仙枕』という本を引っ張り出した話を書いたが、その『遊仙枕』は古い中国の志怪小説を集めた本で、そういえば、『遊仙窟』という話があったはずだと思い出し、その話が収められている『幽明録・遊仙窟』という本も引っ張り出した。こちらは魏晋南北朝の頃の志怪小説を集めたもので、ただし最後の『遊仙窟』だけは唐の初期のものである。
読みかけの『遊仙枕』を読みすすめ、さらに『幽明録・遊仙窟』の中から『幽明録』を読み、どれも短い話ばかりだからいくつか読んではうつらうつらしたり、ぼんやりしている。同時にやはり読みかけの『東京夢華録』を読んだりして、暇つぶししている。こちらは北宋時代の東京(現在の開封市)の都市繁盛記で、いまWOWOWの『清明上河図』というドラマがまさにその時代に符合することは以前書いた。本文の三倍四倍の注釈の入った本で、丁寧に読むから一時間で二十ページも読めない。ようやく半分近く読み終えた。注釈に青木正児や宮崎市定の本などが紹介されていて、そちらも手元にある本なら開いてみたりするから収拾がつかなくなっている。
もっと落ち着かなければと思いながら、いつかは読もうと思って買い集めた本を、とても読み切れないなあとため息をつきながら眺めている。処理能力の低いざる頭のくせに、無理をさせるからオーバーヒートしてしまったようだ。今晩は早めに酒でも飲もう。
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