同じものを見て
中国を訪問したトランプの様子をテレビで報じているのを見て、トランプがいいようにあしらわれているように見えた。トランプは習近平にひたすら敬意を払い、習近平は明らかにトランプより上位者であるかのように振る舞ってみせて、中国国内に自分の権威をアピールしてみせることに成功したようである。
トランプはいつもの尊大な様子を全く見せず、それどころか借りてきた猫のようにおとなしく、おとなしいというより元気がないようにすら見えた。この様子はアメリカ人にとってどう見えたのだろうか。同じものを見て、私に見えたように見たのだろうか、感じたのだろうか。そのアメリカ人の反応が見てみたい。
アメリカは衰退しつつある国、と習近平はいい、確かにそうだ、と思った。しかし、中国が隆盛しつつある国、とは思えないし、思いたくない。私には、中国は時代遅れの帝国主義の国でしかないように見えるのだが・・・。それとも二十一世紀というのは新たな帝国主義の時代なのだろうか。
P.S.このブログを書いたあと、録画してあった昨晩のプライムニュースを見て、大方の見方が私と同様アメリカが、というよりトランプが、中国に完敗したという見立てのようであった。しかしゲストのクラフト氏によると、アメリカ人は一部識者以外は物価高以外については関心がなく、今回のトランプの中国の振る舞いや中国のあしらいについて何もわかっていないのではないか、と語っていたのが印象的だった。そういうことだからトランプが大統領に選ばれようなことになるのだろう。アメリカは確かに衰退している。あわせてクラフト氏はなぜ習近平がツキジデスの罠について言及したのか、また天壇公園にトランプを案内したのかについて、2017年のアメリカ副大統領のペンス氏による中国に対する演説が中国に対する屈辱であり、それに対する大いなる報復であったのだと解析していた。もちろんそんなものをトランプは理解も認識もしないだろうけれど・・・。今回のトランプの中国訪問は、世界が大きく変わるターニングポイントであったのかもしれない。
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コメント
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こんにちは
私の場合怖いのは米中がAIなどの開発競争で結果として人類を危機に陥れる事です。あの国々だったらやりかねません。
特に中国は「神がいない」「倫理観ゼロの国」ですから尚更です。恐らくSFのディストピア小説を読むような事態に恐らく、いや確実に世界を導くでしょう。
『風の谷のナウシカ』ではありませんが人類など「最早この星には無用の生き物なのさ」と嘯いた登場人物の冷笑ぶりを思い出しました。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2026年5月16日 (土) 13時55分
shinzei様
私もSF好きですから、ディストピア小説や映画を読んだり見たりしてきて、それが絵空事ではないのだということをこの頃実感しています。
事態はどんどん加速していますから、そういう破滅的な結果を招来するのはそれほど遠くないような気がします。
アシモフのロボット三原則、などというのはあたりまえの制約のはずなのに、全く論じられていないのが恐ろしいです。
投稿: OKCHAN | 2026年5月16日 (土) 15時08分