『竜とそばかすの姫』
アニメ映画『竜とそばかすの姫』(2021年)を見た。このところ本を読むことが多くてあまり映画を見ていない。本ならいろいろな本を適宜切り替えて読めるけれど、映画と読書では違いすぎて、頭のモードの切り替えがあまり速やかに出来ない。いちど映画モードに切り替えてしまうと、なかなか読書に戻れないことが多い。
アニメではファンタジー要素があるものが好きだ。実写ではできなかったり、できにくいことが、アニメなら不自然さ無しに映像化できる。この『竜とそばかすの姫』はバーチャル空間でそばかすの姫として脚光を浴びる姿と現実の少女とのあいだの葛藤、その少女の亡き母へのさまざまな思いが彼女を絡め取って身動きできない様子などが、バーチャル空間と現実を交互に描くことで立体的に感じ取られていく。彼女の母は子どもを助けるために川に入り、犠牲になってしまった。それが少女には受け入れられず、父との関係もギクシャクしている。
そうしてバーチャルの世界が現実とリンクしていくのは押田守監督お得意の展開だ。正義の味方の旗を振り回して、標的にした相手を攻撃する者、そしてそれに賛同して自らが正しいと酔いしれる者のおぞましさをバーチャルの世界で、そして現実の世界でも見せつけている。久しぶりに見たアニメはたいへんおもしろかったし映像も素晴らしかった。エンドクレジットを見ていて声優が豪華であることにおどろいた。
別に『グリーンベレー』という、息子を救出するために悪の麻薬組織と戦う父親の活躍を描く映画を見たけれど、アクションに切れはないし、台詞も間が抜けていて、そこをくさしながらそれはそれで気楽に最後まで見た。悪役にモーガン・フリーマンが出ていた。
« 『東京夢華録』読了 | トップページ | 『幽明録・遊仙窟』 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『ノア 約束の舟』(2026.08.30)
- ドラマに癒やされる(2026.08.20)
- 何もする気がしないのでお勉強をする(2026.08.09)
- 長良川鉄道(2026.08.07)
- 中国のアクション映画(2026.08.06)



コメント