『遊仙枕』
今朝は青空で、空気はひんやりとして気持ちがよい。今日は糖尿病定期検診の日。体重がだいぶオーバーしているので、多分血糖値も芳しくないだろう。帰ったら妻の病院へ面会に行く。午前の診察が遅れる可能性もあるので午後少し遅めの予約にしてある。
枕の連想から読み始めた話梅子の『遊仙枕』(アルファポリス社)を昨晩読了した。いわゆる志怪小説と呼ばれる中国の不思議な話、奇妙な話、幽霊の話などをさまざまな本から集めて翻訳したものだ。こういう話が好きなので既に他で読んで知っているものもあるが、おもしろかった。読んで勉強になるというものではなく、暇つぶしに楽しむという本だ。話梅子(ファ・メイズ)というのは日本人で、ペンネームであるらしい。この人の本では『中国百物語』『中国奇譚』(ともにアルファポリス文庫)という中国怪談集を読んだことがあり、いまも本棚に残っている。
さまざまな志怪小説を拾い集めた本として読みやすいのは、百目鬼恭三郎の『奇談の時代』(朝日新聞社)がお勧めだが、これには日本のものも含めてたくさん収められている。沢田瑞穂『鬼趣談義』(中公文庫)も中国の幽鬼・妖怪の話をたっぷりと詰め込んだ本である。個別の本として私の本棚にあるのは紀昀『中国怪異譚 閲微草堂筆記 上・下』(平凡社ライブラリー)、『聊斎志異 上・下』(平凡社)、『唐宋伝奇集 上・下』(岩波文庫)、『唐代伝奇集 1・2』(東洋文庫)、以下すべて東洋文庫として、『捜神記』、『剪灯新話』、『今古奇観 1~5』、『子不語 1~5』、『酉陽雑俎 1~5』、それにいま読んでいる『幽明録・遊仙窟』などがある。中国の幽霊や化け物の話は、ほとんど怖いというほどのものはないので気楽に読める。スティーブン・キングの本当に怖い話などは、読むには覚悟がいる。
全部はまだ読み切れていないが、大半は読んだ。『今昔物語集』や『日本霊異記』、『古今著聞集』、『雨月物語』などにもその様な話が含まれている。それでこのような話を集めた本のごく一部であり、揃えはじめたらきりがない。それぞれ短いものばかりだから、気が向くと読んで楽しんでいる。読んですぐ忘れるから、何度でも楽しめる。
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