『砂漠の惑星』
ポーランドのSF作家、スタニスワフ・レム(1921-2006)の『砂漠の惑星』(早川書房・世界SF全集)というSF小説を読んだ。わたしの大好きな作品だ。読んだのは四五十年ぶりかもしれない。未知の惑星探査に行って消息を絶った探検隊を調査に行った主人公たちが遭遇する、想像を絶する体験を描いている。この本をこれから読むつもりの人にネタばらしをするのは申し訳ないので、ストーリーを詳しく紹介するわけにはいかない。とにかく傑作だと思う。
レムが好きだから、彼の本は数冊ある。ぼちぼちほかの本も読み直そうかと思っている。解説によれば、レムの、未知との遭遇三部作として『エデン』、『砂漠の惑星』、『ソラリスの陽のもとに』があげられていた。そう、ソビエト映画の『惑星ソラリス』の原作者なのである。ジョージ・クルーニー主演でアメリカ版の『ソラリス』として映画化もされている。映画は二作とも見ているし、そのたびに原作の『ソラリスの陽のもとに』を読み直している。次には『エデン』を読もうと思っている。いささか気味悪い話である。
自動機械が自ら進化をはじめた果ての究極の形、というものの恐ろしさをこの『砂漠の惑星』は描いている。
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