あっけない崩壊
巨人軍の監督だった阿部慎之助が長女に暴力を振るったとして逮捕され、監督を辞任した。どんな理由があれ、暴力はいけない、という前提の上でさまざまなコメントが述べられている。実際に何があったのかは見ていないからわからないことであるが、止めても兄弟げんかが止まらなければ、実力行使をする状況も想像できないことではない。行きがかり上、父親が激高するような言葉を発した可能性もあったと想像できないことはない。突き飛ばされたことは事実なのであろう、それが腹に据えかねてAIに相談する、というのも現代っ子らしい。
そのことが父親逮捕という事態になってしまうなどということは、娘の想像を超えていただろう。父親が積み上げてきたものがこれによってすべて崩れてしまった。自分の家族の生活を支えていたものが、その父親の積み上げてきたものの上にあることをこれから娘は身に沁みて知るだろう。家族の、そして自分自身の足元が崩れてしまったのである。思ってもいなかった事態を招いてしまったことを彼女はこれから引き受けなければならない。父親(阿部慎之助)や母親が必死に支えるであろうが、父親に、そして長女に対してどのような嵐が襲うのかを思うと気の毒でならない。幸せな家族は、時にあっけなく崩壊することがある。
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