「遊仙枕」由来
『遊仙枕』の本の冒頭に「遊仙枕」について由来が書かれているので、引用する。
西方の亀茲国が枕を一つ献上した。
色は瑪瑙のようで、玉のようになめらかで潤いがある。形はしごくあっさりとしていた。これに頭をのせて眠れば、夢に十洲や三島、四海に五湖など、神仙の住まうところが現れるという。玄宗皇帝はこの枕を「遊仙枕」と名づけた。
後にこの枕は楊貴妃の従兄弟の楊国忠に下賜された。
玄宗皇帝というから唐の時代のことだ。楊国忠は楊貴妃のおかげで栄耀栄華を極めたが、安史の乱で玄宗が蒙塵したとき、玄宗とともにいた兵士によって殺された。遊仙枕はそのあと誰の手に渡ったのだろう。
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