人混みを歩く
広島から来る息子夫婦と名古屋駅で待ち合わせ。定番の金の時計の近くで待ち合わせたのだけれど、たいへんな人出で混雑していた。夕方の会食にははやいので、地下鉄で大須観音に行くことにした。その地下鉄の駅のホームも東京の朝のラッシュ時みたいに人があふれかえり、車両に乗り込むのもたいへんだった。息子の嫁さんはその人の多さにびっくりしていた。伏見で乗り換えて大須観音へ。大須観音にお参りして、大須界隈のアーケード街を散策する。昔はよく歩き回った場所だが、久しぶりに歩いた大須アメ横界隈はずいぶん変わっていた。信長の父である織田信秀の廟所のある万松寺に立ち寄る。ここもすっかり様子が変わっていた。
大須から矢場町を通って百メートル道路を渡り、久屋大通りへ向かう。テントがたくさんあって、ここもたいへんな人混みである。ハワイアン・フェスティバルが行われているようで、しつらえられていた舞台ではフラダンスを踊っていた。テントではハワイにちなんだグッズなどを売っている。こういう催しの人出が出て、それで地下鉄も混んでいたのかもしれない。そのままテレビ塔を正面に見ながら久屋大通を北上する。この久屋大通は札幌の大通りによく似ている。
テレビ塔のあたりではトヨタのスポーツカーなどが展示されていて、トヨタフェアを開催しているようだった。息子は車の会社に勤めているし、息子の嫁さんは運転が大好きだからしばらく車を眺める。歩きくたびれたし喉も渇いたのでテレビ塔の一階のカフェに入り、人混みを眺めながら歓談する。卓上に置いてあるQRコードをスマホで読み取り、表示されるメニューから選んで注文するというスタイルだ。できないことはないけれど、私だったらもたもたするところを若い二人はテキパキとこなしていく。
この時点で一万歩弱歩いていた。地下鉄で栄から名古屋駅へ戻る。駅ビルの中の鼎泰豐で会食することにしていたので少し早めだったけれど混み出す前に店に入る。見晴らしのいい窓際の席へ案内された。十二階から新幹線が見下ろせて眺めがいい。小籠包などいろいろな点心を注文し、ビールや紹興酒を呑みながらさまざまに歓談する。あっという間に時間が過ぎていった。すべて息子のおごり。それに甘える。
わざわざ土日で私に会いに来て、今日は早めに広島に帰るという。ありがとう。今度はわたしが広島へ行くつもりだ。
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