ドラマに癒やされる
いささか心身ともにくたびれているところへ、NHKの『勿忘草の咲く町で』や、『しあわせは食べて寝て待て』(今回は『早春の養生』編)というドラマに癒やされた。
既にどちらも放映済みだから、見ていない人は残念だったと思う。そう思うような好いドラマだった。こういうドラマに出るとその俳優が好きになる。役柄から俳優に好感を持つからである。『勿忘草の・・・』では主演の福本莉子の透明感と真摯さが好かった。地方の病院の医療の実態、特に高齢者の末期医療については他人事ではないのでいろいろ考えさせられた。医療現場で働く人びとがどれほど努力されているか、実際に目にもしている。それなのにそれに理不尽なクレームをつける人間がいることが現代という時代の病的な部分のような気がする。その病的部分が放置されることは、医療そのものが病み疲れて破綻することにつながってしまう。努力する医療者にはもっと敬意を払うべきだと思う。
『しあわせは・・・』で主演の桜井ユキも、このドラマの前回のシリーズで好きになった。宮沢氷魚も好いし、脇役で出ている田畑智子が見られることもうれしい。食べることを大事にする、自分の体調を見つめながら折り合いをつけていく、というのは持病持ちとしてはいつも意識していることで、この静かで淡々としている雰囲気に本当のしあわせとは何かを考えさせられる。現代は金銭に価値観が偏重しすぎている。私は、トランプに代表される様な拝金主義者に醜さを強く感じる。自分の命が永遠に続くはずもなく、そんな老い先短い老人が今以上に金銭をむさぼってどうするのだろうかとあきれ果てている。それに乗って彼を支持する人たちが居るアメリカの、そしてアメリカ人の『不幸』を思う。
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