『故宮 4』
当地の本日の最高気温予想は38℃で、これで7日連続の猛暑日である。少し歩くだけでクラクラするから、特に用事のあるとき以外は外を歩いていない。階段の上り下りをすると脚の筋肉が衰えているのを実感する。
『故宮 至宝が語る中華五千年』全四巻の最後の巻は、元、明、清の時代で、そもそも故宮の至宝の多くは清の時代の乾隆帝が蒐めたものである。元の時代と清の時代は異民族が中国を統治していた時代で、その時代が最も版図が広い。隋や唐の時代にしても、ほとんど異民族をルーツにした北朝系の出身の支配者であり、そういう時代ほど多民族が共栄し、多様性を重んじ、だからグローバリズムの時代であり繁栄した。
このシリーズは、ものから時代を、歴史を見る、という構成になっていて、普通は歴史は史を、つまり残された文書に書かれた記録をもとに語るものを、この本はものから語るという構成になっていておもしろい。それだからか観念的な思い入れも時に入り込んでしまうところがあるが、それには目をつぶることにした。
歴史をたどるとさまざまな想像が膨らんでくる。それがおもしろい。人類の歴史は地球の歴史から見ればほんのわずかな時間に過ぎないが、その人類が加速度をつけて地球に影響を与え、自らにすら災厄を与えはじめている。環境の変化は既に地球の自己修復力の限界を超えてしまったとも言われる。そうして人類もまた、幾多の既に滅びたある種の生物のように、滅びの運命の途上にあるのではないかと感じている。
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『悠々として急げ』(2026.09.02)
- 『良心的』(2026.09.01)
- もっと早く知っていたら・・・(2026.08.31)
- 中国関係の本(2026.08.28)
- 『生と死の考古学 縄文時代の死生観』(2026.08.27)



こんにちは
私の脳裏には中国やアメリカが競争して作り上げたAIに世界の全人類が買い殺されるだろう未来が離れません・・・。
いわばあの二国はあたかも滅亡へのチキンレースをやっているかのようです・・・。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2026年8月26日 (水) 15時10分
shinzei様
たぶんshinzei様の想像している未来が、人類滅亡への路線でしょうね。
ここまで科学や兵器が進化した上での弱肉強食は、滅亡への一本道でしょう。
自分の一人勝ちを狙ったら、すべてが烏有に帰す、ということだと思います。
誰も勝ちませんし、勝てません。
投稿: OKCHAN | 2026年8月26日 (水) 16時59分