渥美清の俳句
種田山頭火の句に感じるものがあってから、自由律俳句に興味を持っている。山頭火の句集を持っていて、ときどき開いて独り旅への誘い(いざない)を感じたりする。旅先で見る空や草花、山や川は、普段とはまるでちがって心に深く沁みる。そういう思いを山頭火の句は追想させてくれる。
渥美清が句作をしていたことは、なくなってしばらくしてからNHKで特集していたから、知っている人も居るだろう。その句を読めば、車寅次郎とはちがう渥美清が見えるとともに、やはり寅さんでもあるというような視点を感じる。森英介『風天 渥美清のうた』(文春文庫)は渥美清の残した句をさまざまな手がかりをもとに苦労して探し出し、同時に関わりのあった人たちの見た渥美清の実像を句と重ねて記した本だ。2010年に出版されてすぐに購入して、渥美清を偲んだものだ。その本を久しぶりに開いて飛ばし読みしながら、その句から連想するイメージを思い浮かべた。その中からいくつか取り上げる。
テレビ消しひとりだった大みそか
たけのこの向う墓あり藪しずか
ヘアーにあわたててみるひるの銭湯
陽に焼けた日除けの家の店じまい
うつり香の浴衣まるめてそのままに
一番有名な秀句
お遍路が一列に行く虹の中
自分自身がそこに居るつもりになりきって感じてみたりしている。
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こんばんわ!
山頭火の句ってしみじみしますね・・・
句集は読みましたし、彼の句の入った絵を廊下に掲げています。
絵には「雲のごとく行き 水のごとく歩み 風のごとく去る 一切空」とあり
ます。「後姿のしぐれて行くか」などの自由句・・しみじみします。
はい、渥美清さんも句作していましたね。昨日の某新聞にもでていました。
投稿: でんでん大将 | 2026年8月26日 (水) 20時25分
でんでん大将様
どことなく孤独の寂しさを感じて共感します。
人は孤独の時ほど純粋になるような気がします。
投稿: OKCHAN | 2026年8月26日 (水) 20時54分