『リグレッション』
映画『リグレッション』(2015年アメリカ・カナダ・スペイン)を見た。この映画は実話をもとにした悪魔崇拝者がテーマである。ある娘(エマ・ワトソン)が教会に駆け込み、父親による虐待を申し立てる。父親は拘引され、精神鑑定を受け、そこで彼が自白したことは恐るべきものだった。悪魔崇拝者たちが関与しているというのだ。そしてその中の一人が警官だと申し立てる。事件は広がりを見せていき、捜査を担当する刑事(イーサン・ホーク)まで悪魔崇拝者の影を感じだし、悪夢を見始める。確証のないまま、この事件は本当に悪魔崇拝者による事件だったのか、思い込みによるものだったのか、次第に曖昧になっていく。
むかしはよくホラー映画を見たものだが、ホラー映画を見るにはエネルギーが必要で、このごろはあまり怖いのは敬遠していた。この映画もあまり怖くなりそうだったらやめようと思いながら、しかし真実は何かを知りたいと最後まで見てしまった。それにイーサン・ホークもエマ・ワトソンも好きな俳優である。怖がらせることを優先させずに、謎を重ねながら、その矛盾の中にこの世のものではない何かの気配を挿入して楽しませてくれる。まあまあ出来の好い映画ではないかと思う。
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