『ドライブ・マイ・カー』
『ドライブ・マイ・カー』は村上春樹の短編を原作とした2021年の日本映画。カンヌ映画祭で脚本賞、アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞している。見たいと思いながら、ほぼ三時間と長いので見そびれていた。しかし見始めたら途中でダレることもなく、集中して最後まで一気に見ることが出来た。
内容をよく知ず、題名からロード・ムービーなのかと思っていたが、そういう部分はわずかであった。運転手役の三浦透子は見た目だけでも私は魅力的な女優だと思っていたが、思っていたとおり、無愛想な、複雑な過去を持つ女性を演じて素晴らしかった。だいぶちがうけれど、ある面で私の好きな田畑智子に感じるのと同じような魅力を感じた。
劇中劇のシーンもあり、激しい性的描写のシーンもあり、これは大人の映画だ。人にはあたりまえだがそれぞれに人生があり、振り返りたくないけれどどうしてもそれにとらわれてしまう過去というものがあり、それを反芻しながら決して乗り越えることはできない。それを抱えて生き続けるしかないのだ。そのことが胸に強く響く。評判通りのよい映画だと思う。
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