アラメ飯
久しぶりに舞茸ご飯でも作ろうか、と思い立ったが、それなら使い残しのアラメがあるはずだと探してみた。舞茸ご飯ではなく、アラメ飯にしようと思ったのだ。乾物(かんぶつ)を入れている引き出しの奥から、知多の篠島で買ったアラメと佐渡で買ったナガモ(アカモク)の使いかけが出てきた。両方とも海藻である。
人参をマッチ棒くらいの細切りにしてフライパンで炒め、油揚をやはり細めにきざんで加え、さらに水で戻しておいたアラメも加えて炒めたところへ酒を少しいれ、砂糖や醤油で味付けする。関西のかやくご飯の具もこんな感じであろうか。研いでおいて定量に水を張ったお釜にこの具を載せてご飯を炊く。具は多すぎるかな、と思うくらいが丁度いい。思った通りにおいしく炊けた。
同じように水で戻したナガモは、具を入れない味噌汁を作ってそこに投入し、細ネギを刻んで散らす。独特の風味と食感がある。満足した。
そろそろ芋煮の時期だ。学生時代はずいぶんあちこちの芋煮会に加わって楽しい時間、おいしい時間を過ごしたものだ。それを懐かしんで毎年自己流の芋煮兼きのこ汁を作る。子どもたちもこれをつくると喜んでくれた。関東の生まれで育ちだから、ふだんはほとんど豚肉ばかり(すき焼きやしゃぶしゃぶもたいていは豚肉でつくる)だが、この芋煮だけは牛肉でなければおいしく出来ない。その牛肉にキノコ各種(なるべく多種類、本来芋煮には入れない)、里芋(小芋)、ネギまたはタマネギ、糸コンニャクなどを入れて甘めの醤油味に煮立てる。
明日は芋煮にしよう。


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