難民
ニュースで難民の様子が報じられる。世界中のあちこちに難民が溢れているかのようである。難民は自国では生きていけない状況に追い込まれて、やむにやまれずに他国に流入している人たちであろう。中には経済的により良い世界を求めての難民もいるというが、映像を見ている限り、ほとんどが生命の危機を感じての、着の身着のままの流浪に見える。
その難民に対して献身的に支援する人たちがいる。そういう人たちがいて、難民はかろうじて露命をつないでいるといっていいだろう。もちろんそのための経済的物質的な支援がなければ、支援者たちも無力である。世界からそういう経済的物質的支援が行われてきたが、その最も大きな部分をアメリカが支えてきた。そういう国であるからアメリカは信頼され、信用もされてきた。その信頼信用は回り回ってアメリカにとっての利益につながっていたのではないかと思う。その積み上げた信頼信用を、トランプは目先の利益をもとに崩壊させている。失った信頼信用は、いかにそれまで沢山の貢献をしていたとしても回復が困難になる。爪で拾って箕でこぼす、ということばを思い出す。
アメリカに余裕があったから支援していたのだ、という見方はその通りだろうけれど、世界の富は相変わらずアメリカに流れ込んでいる事実は変わらない。ただ、その富は極端に偏在して、個人で何兆円もの富を得ているものがいるという異常さが、アメリカをゆがめている。その富が再分配されなければ支援などおぼつかないということだろう。難民はこれからさらに過酷な状況に追い込まれていくのだろう。見ていて暗澹たる思いがする。



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